2010年12月28日

2010

2010年も残すところあと3日かと思うとぞっとする。二度目の復職して一年、何が出来るようになったかと問われても私は首をかしげることしか出来ない。
「普通」のレールから外れることを強迫的に恐れながらその実「普通」の感覚を私は持っていない部分が多々ある。
午前勤務から15時勤務へ、そしてフルタイムへ。
重要度の低い仕事から責任を負う仕事へ。
でもおそらくこれは「普通」で「当たり前」の流れだ。
どれだけそれについていくのに私がいっぱいいっぱいになっていたとしても、周囲...特に会社は認めはしない。
主治医に「人間辞めるくらいなら会社を辞めたほうがいいです、これ以上あなたに処方できる薬はありません」と言われた。不眠、苛立ち、何もかもが休職以前に近い状態だった。
唯一違うのは「約束」によって私が自分の自傷衝動を押さえつけていると言うこととくらいだ。だからひどいことを言われても、酷いことがあっても、わたしの手首に紅は咲かない。
悲しい顔をしてほしくなくて、私はカッターを遠ざける。
これで極度の貧血になっていたら、もう私の体はとうに駄目になっていただろう。

大きな変化は訪れた。
独りではなく二人に。
今まで自分が孤独だったとは言わないが、共依存相手やごく限られた仲の良い子達に守られ、「可哀想な自分」という殻の中にいた。
世界はどこか遠く、足元から崩れ去る記憶にも頓着しなかった。私を縛りの呪うのは、きっと「時効だよ」と言われてしまうような沢山の過去達だった。
壊れたレコードのようにつぎはぎの記憶を何度も何度も思い出し、そのたびに傷ついていた。
守られているのは、安らかなことだった。もちろん日常に嫌なことはあるが、本当に怖いことは何も起こらない。
常に最悪の事態しか考えない私にとって、未来というのは酷く不確定なものだった。
手をつないで見た世界は沢山のことがあった。他愛なく交わす言葉、沢山の小さな幸せ、傍らにいられる喜び、安心して眠れる場所。その代わり、言い争いもしたし傷つきもした。おそらく、お互いに。
自分の感情のちぐはぐさも否応無しに見ることになった。私は自分が相手に触れていいラインが分からない。なので相手にシンクロしすぎたり、相手の奥底に触れすぎたりして拒絶されることは一度や二度ではない。
なので相手と何をしてはいけないのかという取決めをした。取決めをしても地雷を踏まれて私が激怒することもある。今は少しずつ減ってきたが、些細なことでうつ状態になるのも珍しくはなかった。
そういうことを繰り返して、それでも会うことや側にいることが少しずつ日常に組み込まれていく。自分の時間を邪魔されるのが酷く嫌いな性質なのに、そういう部分の障壁が下がってきたり、変わったねとか明るくなったねと言われることが多くなった。

今年得た一番の宝物を大切に出来るように、来年を生きよう。
できれば、ずっとその先まで。



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posted by 氷迫 律 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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