2009年01月10日

翻訳物が読めない

翻訳物、いわゆる洋書が私は読めない。
そりゃあサガンとか名著といわれるものやゼミで必要だった本などは別だが、進んで読みたいと思ったことは一度もない。

例外がアゴタクリストフと実用書・学術書だ。
アゴタクリストフはあの淡々とした文体に拒否反応を示さなかったし、実用・学術書は恣意的な部分の入る余地が少ない。

私が幼少を読めない理由は翻訳者と言う媒介が存在するせいだ。
普通本を読むということは作者と読者のやりとりで、そこで感情が動く。
しかし、翻訳者という第三者が入ることで多分に恣意的な要素が入ってしまう。
その作品は作者のものではなく翻訳者に侵食され改ざんされた物語であって原書ではない。

例えば、
I hate him.
という文章があったとする。
普通に訳せば「私は彼が嫌いだ」になる。しかし、翻訳者が「こちらの表現の方が原書に会っている気がする」と思い「彼は私にとって好ましくない人物だ」と訳したとする。
さすがにこんな意訳はないと信じたいが、一つの原文をいじる方法などいくらでもある。
それが受け付けないのだ。

極端な話、「ハリーポッター」を京極夏彦が翻訳すれば漢字の多い文体ながらも饒舌な物語になるだろうし、江国香織が翻訳すればとろりとしたゆるやかなテンポの物語になるだろう。

翻訳者を選べるならまだしも、選べない場合がまだまだ多い。
作者の意図を無視した翻訳がされる可能性がある以上、私は翻訳物を読むことはないだろう。

洋書を読むとき、翻訳者を気にして読んでいますか?



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posted by 氷迫 律 at 22:08| 読了 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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