たとえそれが必要されたいと思っていた場所でなくても。
会社という場所についてはいい加減諦めがついているとはいえ、不愉快なものは不愉快だ。
本音と建前を使い分けるのが社会人のマナーだというのならば、もう少し言いようがあったのではないかと思うものの、面倒くさくて仕方がない。戦力になりたいと、役に立ちたいと努力していたのだけれど、あっさりと切り捨てられるものだ。
本当に、面倒くさい。
同僚のように意に添わない異動が嫌で泣き喚いてトイレに篭城するのも、無断欠勤するのも馬鹿らしいと思っているので、また一から人間関係を構築かぁと暗澹たる気持ちにはなるものの、辞めようとは思わない。
まあ、元から辞めるくらいなら死ぬという極端な強迫観念の持ち主ではあるが、それ以前に異動を命じた者の言い方があまりに気に食わなかったので、辞めて会社を喜ばせるのも癪に触る。
あと三日でどう私の仕事の引継ぎをするんでしょうねとどこか他人事のように思いながら、パチパチと引継ぎ用のマニュアルを作成している次第である。
ストレス解消もかねてさっさとプールに通いたいなあと、現実逃避のように考えている。
欝から復職して、まさか異動になるとはね。と先週行ったばかりのクリニックにまた週末行くのかとげんなりしている。
ストレス解消に、図書館へ行ってきた。
小さな図書館だったが、市内の図書館所蔵の本なら、最寄りの図書館を受け取りの指定すればどこの本でも取り寄せられるらしい。
とても便利だな、と思う。
取りあえず島本理生の「七緒のために」と火村シリーズと革命シリーズの最終巻を借りてきた。
憂さ晴らしは読書でするに限る。